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Frozen World

昨日は(卒論発表の1週チョイ前ですが)僕の写真部最後の撮影会、八甲田山遠征に行ってまいりました。
一昨日の記事でクソ寒いと言ってた所は八甲田山山頂。
常時-10℃以下の極寒の地です。

さて、そもそもなぜそんなところに行くことになったかというと…
元はと言えば、僕が写真部の部会の中で、冬の間に撮影会するなら、八甲田の樹氷を見に行きたいと言い出したのが始まり。
もとより見に行きたかったのですが、僕としても卒論も追い込みに入る2月以降の話。
正直、冗談半分で行ったところはあるのですが…
なんだかんだと人数が集まってしまい、企画者である以上、僕が行かないと…ということで旅程の企画から突貫工事で行い、昨日敢行でした。
もっとも、僕にとっても最後の撮影会。
函館を去る僕にとっては本当に最後の機会。
忙しくてかなん状況ではありましたが、とても楽しみだったんですよね。


さて、肝心の本文。

3か月半前、最後の青森と言ったものの、結局来てしまった青森港。



天候は当初の天気予報を覆して、晴れ。
綺麗な夜明け空です。
この超絶雨男たる僕がいるにも関わらずね(笑)
個人としては3か月半ぶり、写真部としては2年ぶり。
再び青森の地に降り立ちました。
青森自体はもう何回も来ていますが、冬の青森を旅するのは2年ぶり2回目。
それも今まで来たことないメンバーと行くため、とてもワクワクしたスタートでした。


朝飯はおススメののっけ丼。



今回ののっけ丼は客が少なかったからか、サービスにサービスが重なって、カオス丼になってました(笑)
後輩なんかは中落ちに中トロ大トロとかなり豪華なマグロ丼作ってました。
やはりこののっけ丼、作る楽しみもあってとてもいい。
値段もお手頃やし、とてもおいしい。
やっぱおススメです。


朝飯後、レンタカーを借りに行きます。
ちょっとしたミスで新青森でレンタカーを借りる事になっていたため(4WD確保のため)、JRで新青森へ。
そこで乗った車輛が…!!



なんと、特急・スーパー白鳥の車輛!
スーパー白鳥なのに、普通・新青森行き(笑)
隣にはリゾートしらかみも控えていらっしゃいました。
ここは写真部。
別に撮り鉄専門の部員もいないのに、全員で写真撮ってました(笑)
なにしろ、特急車両で普通列車というのが珍しすぎる…
ちなみに、乗り心地は大変よろしゅうございました。
わずか5分の乗車というのが惜しすぎる…!


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レンタカーを借りた後、八甲田山へ(新青森から青森市内まで少し運転しました。冬道練習と久々の運転をば…。安全運転で行けました(笑))。
道中は完全に予報はずれ。
快晴もいいとこでした。
十和田・八甲田ゴールドラインは青空バックに雪の降り積もる木々の風景。
とても素晴らしかったです。
素晴らしかったですが…
ここの道路、一切路駐できないんですよね…(笑)
紅葉の季節もこのゴールドラインはすごく美しいのですが…
写真撮影は一切できません。
どういうこっちゃ。
まあ、路駐なんかできようもんなら、狭い道やのに、大渋滞起こりそうですけどね。


しかしだ。
なぜか八甲田山麓ロープウェイ付近だけなぜか曇り。
どういう事だ…

八甲田山麓ロープウェイ駅はスキー客でにぎわっていました。
八甲田はスキーでも有名。
山頂からずっとすべり続けられるんですよね…
樹氷の森、雪積もる森、通常コースと色々滑れるみたいですが…
そんな連続で長い距離滑って飽きないんか?
それはともかく、ロープウェイに乗り込みます。
大量のスキー客の中にポツンと写真部が4人。
まるで通勤ラッシュかのようにもまれて山頂へと向かいます。つらい。
そして、乗客の吐息と山頂の気温のせいで水滴が天井からめっちゃ落ちてきます。
しかもこれが後々髪の毛で凍るんさ…

山頂駅に到着。
山頂は…
濃霧でした。
しかも気温は-12℃、風速7m/s。
かなりの悪天候!
雪はほとんど降ってなかったんですがねー…
全員、長靴に履き替え、出発。
僕は3年前に買ったスーパーカンジキも3年ぶりに動員。
景色はほぼ見えません。
今回の旅の目的は樹氷を見る事。
これでは樹氷を見る事すらできないんじゃないかと思われましたが…



見つけられました!!
本当に視界悪かったので、遠くからでは全く見えませんでしたが、近づけばご覧のとおり。
圧巻の、凍りついた木々に出会えました。

しかしこの樹氷、撮るのに結構苦労しました。
まず、EVFだと霧のせいで樹氷がファインダーで見えないんですよね…
コントラストがかなり低くなっていますから。
そして、ピントも合わない。
露出、ホワイトバランス、ピント。全てマニュアル操作で撮影です。
後輩たちは諦めたり諦めなかったり。
あと、撮影に際して辛かったのが、どういうわけか、ファインダーを覗いた後、視界が紫っぽくなる謎の現象が起きた事。
ただでさえ視界無いのに、これは酷かった…

山頂での撮影は僕が一番長く、1時間やってました。
まあ、あんま写真撮れてないんですがねぇ(笑)
時間が経てばたつほど、視界は悪化の一途。



写真は樹氷の森を撮ったもの。画像処理で一応は見やすく編集はしてます。
この時、眼前は完全にホワイトアウトしかけてました。
足元は大丈夫ですが、2,30m先なんかは天地が全く分からんぐらい。
今思えば、結構危険ですね…
ちなみに、3年ぶり登板のスーパーカンジキさん。
かなり役立ってくれました。
積雪が3.5mを超える八甲田山頂において、僕の足取りを確実に軽くしてくれました。
雪に埋まっていく事もないし…
雪自体が完全にパウダースノーやし、気温も-12℃で雪が全く溶けないから、3年前の黒松内みたいにスーパーカンジキにまとわりつく事もないし…
3年経って初めて役に立ってくれました!
まあ、使用自体これが2回目やけども(笑)


ちなみに、山頂の極寒さは次の写真見てもらえば一目瞭然!



帰りにロープウェイから撮った写真ですが、完全に駅が凍ってます。
完全凍結世界。
樹氷は木が凍りついたものですが、なんでも凍りつく世界でした。
こういうのは北極の寒さを体験してみよう的施設でしかまずお目にかかれないので、中々貴重な体験ができました。
この時点で僕は結構満足感満載。


再び山麓に戻り、その後酸ヶ湯温泉へ。



この酸ヶ湯温泉。
青森一の名湯と言われ、国民保養温泉地指定の第一号なんですよ。
国民保養温泉地は僕は北海道の十勝岳温泉、奈良県の十津川温泉、和歌山県の湯の峰温泉、長崎県の雲仙温泉、鹿児島県霧島温泉などに入ったことがあります。
「たそがれブログ」でもこれで3度ほど取り上げておりますが、一度も温泉に入った事はありませんでした。

入りましたよぉ。
後輩を引き連れて。



後輩たちは男女別の「玉の湯」に入りましたが、僕は混浴の「仙人ヒバ風呂」。
酸ヶ湯と言えばこの仙人ヒバ風呂。
これに入らねば、酸ヶ湯に来たとは言えぬ!!
念のために言っておきますが、混浴に釣られたわけちゃいますよ?
そもそも男しかいないですからねぇ。
酸ヶ湯温泉内は撮影禁止なので写真はありませんが、今まで入った温泉の中でもトップクラスの風情でした。
檜張りの建物と浴槽はとても落ち着きますし、泉温はぬるめで、とても入りやすいです。
しかし、強酸性泉であるため、体に傷のある人は傷口に染みてとても痛いです。
というか、手荒れ酷い僕は痛すぎて手だけ湯から出してました。
昔入った蔵王温泉とか確かこんな感じでした。
強酸性硫黄泉はとにかく傷口に染みるんです…!!
ただ、酸ヶ湯温泉入ってから手の肌が綺麗になってきた気がしますが(笑)


風呂上りの昼飯は酸ヶ湯温泉内にある鬼面庵というそば屋で八甲田そば。



八甲田そばは、とても切れやすい麺と煮干しダシのつゆが特徴のそば。
温泉入って体も暖まってましたし、おいしくいただけましたよ。

さらにこんな面白い物も。



そばプリン。
これもおいしかったです。
プリン自体がそば茶で作ってあるというかなり珍しいプリン。
多分、酸ヶ湯でしか食えません。
もしかしたら、同じ八甲田山麓の萱野茶屋あたりで食えるかもしれんが…


昼飯後、今度は浅虫水族館へ。
浅虫水族館はいつか行こうと思って一度も旅程にすら組み込まれなかった場所。
そもそも函館に水族館無いのがいけないんですよ。
何が国際水産科学都市や。アホちゃうか?

さてさて。
この浅虫水族館。
規模としてはおたる水族館よりも館内展示は多いが、屋外展示が皆無といった感じ。
アシカとかペンギンの類は結構少なく、本当に魚介類が多い感じでした。

ちなみに、イルカショーを4人で見てきました。



が、暗いのでシャッタースピード遅い、ISO感度上げると色が崩壊する、そもそもイルカが速過ぎてピントが合わせられない…
と諸問題あり、マトモに撮れたのはこの一枚のみ。
つか、動体フルマニュアル撮影はいくらなんでも無理やって…
鳥撮り専門ちゃうのに…

個人的にはこの浅虫水族館、オウムガイを初めて見れたのが良かったです。
オウムガイって中々いないんですよね…
もしかしたら、15年近く前に海遊館で見たかもしれませんが…


そして晩飯…



僕は日本酒を一杯やっちゃいました(笑)
この豊盃という日本酒、凄くおいしかったです。
正直お土産に買って帰りたかったぐらいですが…
引っ越し前のこの時期に荷物増やしてる場合じゃないんで諦めましたが。

さて、メインは十和田バラ焼きとせんべい汁。





どちらも青森の郷土料理。
とてもおいしかったです。
本当に。


こうして終わった、僕の写真部最後の撮影会は青森の名物を満喫する旅でした。
八甲田の樹氷を見に行く企画でしたが、完全に飯食う旅になってました(笑)
朝昼晩のご飯に舌鼓をうち、温泉を満喫、さらに目標も達成。
後輩たちと楽しく時を過ごせました。
皆は楽しんでくれたんでしょうか。
僕は写真部に在籍して2年半の間に行われた撮影会。
間違いなく一番楽しい撮影会でした。
本当に楽しかったです。
ここ1年でも1,2番を争うぐらい楽しかったです。


これにて僕の北水写真部の活動はおしまい。
少し寂しいですが、これから院も待ってるし、就職だってある。
最後にいい思い出が出来て本当にうれしかったです。
皆ありがとう。
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武神
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性別:
男性
誕生日:
1991/01/23
職業:
大学生
趣味:
写真
自己紹介:
北の大地の大学院生、まさかの埼玉でしがない会社員となる。

相変わらず愛機のSONY α77と共に写真撮ってます。
被写体は風景(滝・星景)と動物。
14年ぶりに水泳を再開する予定。
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